治療概要

患者様
43歳 女性
診察結果
歯列不正、歯の摩耗による形態不良、歯肉退縮に伴う審美障害
治療内容
インビザラインGO、結合組織移植術、オールセラミックラミネートベニアによる審美的回復
治療完了日と治療期間
2019年7月3日(1年5ヶ月)
総治療費
約128万円(税込)
治療後のメンテナンス
通常と同様に半年に1回程度の定期検診(むし歯チェック、歯石除去など)
その他
歯ブラシによる日常ケアを指導

患者様の相談内容

治療前の正面
治療前の下の歯

前歯の形と色が気になるとのことで来院されました。
上の前歯が擦り減っており、スマイルラインと合わない状態になっています。
また、下の歯にはわずかながらガタガタした部分が見られました。
さらに、左上の前歯は歯肉退縮(歯茎が下がった状態)が見られます。

  • 歯の形と色をきれいにしたい
  • 歯肉退縮がある

山道歯科の診断

主に3つの原因による審美障害と診断し、それぞれに対して治療を行うことをお勧めしました。
歯列にわずかながらガタガタした部分が見られ、前歯の噛み合わせが強い状態だったため、矯正治療からスタートします。その後、歯肉退縮に対しては結合組織移植術(歯肉の移植)、前歯の形態不良に対してはセラミッククラウン及びラミネートベニアをご提案しました。

矯正治療は歯列不正の状態によってさまざまな選択肢がありますが、この患者様はガタガタがそれほど強くなかったため、インビザラインGo(クリアマウスピース矯正)で治療を行うこととなりました。

  • 当院の矯正治療にはGUMMETALワイヤー、インビザライン、インビザラインGoの選択肢があり、それぞれに適した方法をご提案いたします
  • 前歯の歯肉退縮には結合組織移植術が適応となる
  • 前歯の形態・色調改善にはセラミックが適応となる場合が多い

治療の流れ

まずはインビザラインGO(マウスピース矯正)のスキャンを行い、約1週間で作製した治療計画をご提案しました。ご了承いただいた後、アライナー(マウスピース)を発注、約2週間でアライナーが到着し治療を開始しました。

治療開始の際は歯にアタッチメント(歯の色とほぼ同色の小さな突起)、IPR(歯を動かしていくスペースを確保する処置)、説明などが必要となるため約1時間かかりますが、2回目以降の経過観察は10〜30分程度で終了します。

矯正治療が終了後、結合組織移植術を行いました。
口蓋から丈夫な結合組織という組織を採取し、歯肉退縮している部分に移植して固定します。手術時間は1.5時間ほどです。

結合組織移植術後、移植片が定着するまでは経過観察を行いました。
歯肉の状態が安定した約4ヶ月後にセラミックのステップに進みます。

前歯4本のセラミック治療をすすめ、治療開始から1年5ヶ月ほどで全ての治療が終了しました。

下の歯のガタガタも改善
  • 矯正:インビザラインGO(マウスピース矯正)
  • 結合組織移植術
  • 診断用ワックスアップ:模型で形を調整
  • モックアップ:模型で調整した状態をお口の中で再現
  • 形成・印象:お口の中でもモックアップを最終調整し、患者さまの納得された状態に合わせて歯の形を合わせる
  • セラミッククラウン・ラミネートベニア装着

治療期間終了後

矯正治療後は後戻りを最小限に抑えるため、保定装置を装着していただいています。少なくとも2年間、就寝時は必須、日中もできるだけ保定装置を着けて過ごしていただくことをおすすめしています。

ラミネートベニアは基本的にはご自身の歯と同じようにブラッシングします。
粒子が入った歯磨き粉だと、セラミックを傷つけるリスクがあるため、適切なホームケアを歯科衛生士からお伝えしました。デンタルフロスの使用もおすすめし、練習していただきました。

治療等の主なリスクや副作用等

矯正治療で歯を動かす際は個人差はありますが、痛みを感じる場合があります。また、歯の動きやすさには個人差があり、期間がかかったり、理想的な位置まで歯を動かせない場合があります。
歯のしみやすさは個人差があり、知覚過敏の症状が出る場合があります。また、一見健康に見える歯も隙間や裏側にむし歯ができている場合があり、ラミネートベニアの適応とならないケースもあります。
オフィスホワイトニングは通常3回程度で色調改善しますが、色素の強い方はさらに回数が必要な可能性があります。

治療開始前の診断

上記説明は例を挙げての治療の説明であり、個々の患者様の状態等により治療の費用、方法や結果が異なります。治療の方針や治療費、治療等の主なリスクや副作用等に関しては治療開始前にご説明しますので、まずは当院まで治療の相談を予約して下さい。