治療概要

患者様
43歳 女性
診察結果
重度な歯列の乱れ・噛み合わせ不良・歯列不正に伴う清掃不良・親知らず
治療内容
親知らず抜歯、歯列矯正治療
治療完了日と治療期間
2021年5月15日(1年7ヶ月)
総治療費
約90万円(税込)
治療後のメンテナンス
4ヶ月に1回の通院によるかみ合わせや歯周病の進行状態のチェック
その他
歯間ブラシとフロスによる保定部位の歯周病ケアを指導

患者様の相談内容

「歯周病が気になる」というご相談で来院されました。
初診時は歯磨きが上手くできていない部位も多く、軽度歯周炎に罹患していました。
ご年齢から考えて、この状態を放置すると、将来的に歯を失うリスクが高いじょうたいです。

磨き残しを染め出したところ、磨き残しが多い部分は歯並びがガタガタしている部位と一致しており、歯磨きがうまくできない根本的な原因として「歯並び」の状態が大きく関わっていることをお伝えしました。
実際に患者さまも歯並びがガタガタしている部分は磨きづらさを感じていらっしゃるとのことでした。

  • 歯周病の原因のひとつに歯並びが挙げられる
  • 歯磨きがうまくできない部位は歯並びに問題がある可能性がある

山道歯科の診断

全体的に歯がガタガタしている状態(叢生)が見受けられ、左右非対称な歯列形態でした。
見た目だけでなく、犬歯や奥歯といった噛み合わせにとって重要な歯牙の位置関係も問題があり、機能的な問題点を多く抱えていました。
ガタガタが重度ではありましたが、模型分析やCT分析の結果、親知らずの抜歯のみで矯正治療可能であると診断いたしました。

  • インビザライン、ゴムメタルによる非抜歯矯正治療が可能な状態
  • 当院では小臼歯抜歯をせずに歯科矯正治療できる事が多い(89%)
  • 重度なガタガタも治療方法次第で非抜歯矯正可能なケースが多い
  • 親知らずは矯正に先立ち抜歯が推奨される

治療の流れ

まずは親知らずの抜歯を行いました。親知らずの抜歯にはピエゾサージェリーとPRFを用い、術後の腫れや痛みを最小限に止めることができました。

手術の際にはご自身の血液から分離したPRPを使用

ブラケットといわれる矯正装置を歯に装着し、ワイヤーによって歯の移動を行なっていきました。
装置自体は透明感のある白色で、あまり目立ちません。
ワイヤーはゴムメタルという特殊な金属でできており、痛みも従来より少なく、スムーズに歯を動かすことができる素材を使用しています。

治療開始から半年程度で全体的なガタガタはほとんど目立たない状態になり、最終的に噛み合わせを緊密な状態に仕上げていくステップに移行できました。

  • 1本のみ右下の親知らずをPRPを使用して抜歯
  • 歯列矯正装置(ワイヤー)装着
  • 半年程度でガタガタは解消
  • ガタガタが解消された後、噛み合わせを緊密に合わせていく

治療期間終了後

約1年7ヶ月、非抜歯矯正治療で、審美的にも機能的にも良好な歯並びに仕上がりました。
特に下の前歯は歯磨きしづらい、重度のガタガタから整った歯列になり、歯周病のリスクも低い状態となりました。

この患者様の場合の歯周病ケアは、歯間ブラシとエアフロスを用いて良好なプラークコントロールレベルを維持する様、指導しております。
患者様は歯科矯正治療終了後、笑顔に自信を持って喜んでいただくことができました。

歯周病を予防するための矯正治療や歯周病に罹患している患者様の矯正治療には、歯周病の専門知識が欠かせません。
当院では日本歯周病学会認定医を取得した歯科医師が矯正治療を行うため、ただ歯をきれいに並べるだけでなく、機能的かつ審美的な噛み合わせや歯並びを目指すことができます。
歯周病の予防として、あるいは歯周病治療の一環として、矯正治療を行なっています。

治療等の主なリスクや副作用等

歯科矯正治療は矯正装置装着後、個人差がありますがある一定の期間痛みを伴いますので、食事がとりにくかったり、物が噛みづらい、発音しづらいなどの不快感を伴う場合があります。口の中が狭い人、広い人で痛みの度合いが変わります。また、矯正治療は定期的な通院などの患者様のご協力が必要です。矯正装置の種類によりメリットデメリットがありますので、詳しくは治療計画説明の時にお伝えいたします。

治療開始前の診断

上記説明は例を挙げての治療の説明であり、個々の患者様の状態等により治療の費用、方法や結果が異なります。治療の方針や治療費、治療等の主なリスクや副作用等に関しては治療開始前にご説明しますので、まずは当院まで治療の相談を予約して下さい。