治療概要

患者様
20歳 女性
診察結果
歯列不正、上顎両側側切歯の矮小歯に伴う審美障害
治療内容
マウスピース矯正、ホワイトニング、オールセラミックラミネートベニアによる審美的回復
治療完了日と治療期間
2018年11月17日(約10ヶ月)
総治療費
約80万円(税込)
治療後のメンテナンス
通常と同様に半年に1回程度の定期検診(むし歯チェック、歯石除去など)
その他
歯ブラシと歯磨き粉による日常ケアを指導

患者様の相談内容

治療前

歯並びをきれいにしたい、とのご希望で来院されました。他院にて抜髄(神経をとる治療)とセラミック治療を提案されたそうですが、不安が完全には払拭できず当院にご相談をいただきました。

  • 歯並びと矮小歯をきれいにしたい
  • 他院で神経をとる治療を勧められた

山道歯科の診断

神経を取ってセラミックを行った場合、力学的に無理な力がかかったり、将来歯が弱って割れるなどの副作用が出現するリスクが増加します。
年齢を考慮しても、これから長期間共に過ごしていく歯のダメージは最小限に抑えるべきと考え、矯正治療と矮小歯のみオールセラミックラミネートベニアをご提案しました。
もともと歯がしみやすい質だったため、色調改善はホームホワイトニングで行いました。

本来、ワイヤーで奥歯の関係をしっかりと改善するのが望ましい状態でしたが、ワイヤーの装着はどうしても避けたい、期間をかけるのが難しいとの事でしたので、マウスピース矯正(インビザラインGo)を選択しました。

  • 神経をとる治療は歯のダメージが大きく、将来的なトラブルのリスクが増す可能性がある
  • 山道歯科ではできる限りご自身の歯を大切に生かす治療をご提案させていただきます
  • 上顎側切歯は矮小歯の高発部位であり、ラミネートベニアによる審美補綴治療が適応
  • ホワイトニングの希望がある場合、セラミック治療前に行う
  • 山道歯科の矯正治療にはGUMMETALワイヤー、インビザラインGoの2つの選択肢があり、診査を行って適切な治療をご提案させていただきます

治療の流れ

まずはインビザラインGo(マウスピース矯正)のスキャンを行い、約1週間で作製した治療計画をご提案しました。ご了承いただいた後、アライナー(マウスピース)を発注し、約2週間でメキシコからアライナーが到着しました。


治療開始の際は歯にアタッチメント(歯の色とほぼ同色の小さな突起)、IPR(歯を動かしていくスペースを確保する処置)、説明などが必要となるため約1時間かかりますが、2回目以降の経過観察は10〜30分程度で終了します。

約4ヶ月でアライナー交換が全て終了した後、動きが不足していた部分をさらに矯正するため、追加アライナーを装着していただきました。矯正治療が全て終了するまでに約7ヶ月かかりました。

矯正治療終了時

矯正の次にホームホワイトニングを毎晩2時間・7日間行いました。しばらくは色調が変化する可能性があるため、1ヶ月ほど様子を見て治療を進めていきました。

矮小歯の場合、ご自身の歯はほとんど削らず、表面をならす程度でラミネートベニアを装着するスペースを確保することができます。5回の来院で形を修正していき、納得いただいた時点で形成を行いました。

写真(20枚程度)と型をとった後は、ラミネートベニアができるまでの約2週間仮歯を装着していただきました。

セラミックは色が透けるため、接着剤まで入念に色合わせを行った後、接着して治療が完了しました。

治療後
  • 矯正:インビザラインgo(マウスピース矯正)
  • ホームホワイトニング:毎晩2時間、7日間
  • 診断用ワックスアップ:模型で形を調整
  • モックアップ:模型で調整した状態をお口の中で再現(この時点では歯を削らずに行う)
  • 形成・印象:お口の中でもモックアップを最終調整し、患者さまの納得された状態に合わせて歯の形を合わせる(この段階で初めて歯を削る)
  • ラミネートベニア装着:試しのセメントで色を確認した後、本装着用のセメントで接着

治療期間終了後

矯正治療後は後戻りを最小限に抑えるため、保定装置を装着していただいています。少なくとも2年間、就寝時は必須、日中もできるだけ保定装置を着けて過ごしていただくことをおすすめしています。

ラミネートベニアは基本的にはご自身の歯と同じようにブラッシングします。
粒子が入った歯磨き粉だと、セラミックを傷つけるリスクがあるため、適切なホームケアを歯科衛生士からお伝えしました。デンタルフロスの使用もおすすめし、練習していただきました。

治療終了後に県外への転居に伴い、転院されました。

治療等の主なリスクや副作用等

矯正治療で歯を動かす際は個人差はありますが、痛みを感じる場合があります。また、歯の動きやすさには個人差があり、期間がかかったり、理想的な位置まで歯を動かせない場合があります。
歯のしみやすさは個人差があり、知覚過敏の症状が出る場合があります。また、一見健康に見える歯も隙間や裏側にむし歯ができている場合があり、ラミネートベニアの適応とならないケースもあります。
オフィスホワイトニングは通常3回程度で色調改善しますが、色素の強い方はさらに回数が必要な可能性があります。

治療開始前の診断

上記説明は例を挙げての治療の説明であり、個々の患者様の状態等により治療の費用、方法や結果が異なります。治療の方針や治療費、治療等の主なリスクや副作用等に関しては治療開始前にご説明しますので、まずは当院まで治療の相談を予約して下さい。