2026.07.15
顎関節症の原因は何?放置するリスクや治療法も
こんにちは。福岡市中央区天神、西鉄「福岡天神駅」より徒歩6分、福岡市営地下鉄「天神駅」1番出口より徒歩4分にある歯医者「山道歯科 国際矯正・インプラントクリニック」です。

「口を開けると顎が痛む」「顎からカクッと音が鳴る」「以前より口が開きにくい」といった症状に心当たりはありませんか。こうした症状は顎関節症によって起こることがあります。
顎関節症は一つの原因だけで発症する病気ではなく、さまざまな要因が関係すると考えられています。そのため、症状を改善するためには、まず原因を正しく理解することが大切です。
本記事では、顎関節症とはどのような病気なのかをはじめ、考えられる主な原因や放置するリスク、治療法までを解説します。顎の違和感が気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
顎関節症とは

顎関節症とは、顎の関節や、その周囲で顎を動かしている筋肉に痛みや不調が生じる病気の総称です。顎関節は耳の前にあり、食事や会話、あくびなど、口を動かすたびに働いています。そのため、関節や筋肉に負担がかかると、日常生活のなかで痛みや違和感が現れることがあるのです。
主な症状には、口を開け閉めすると顎が痛む、口を動かすと音が鳴る、口を大きく開けられないなどがあります。症状の現れ方には個人差があり、一つだけ現れる場合もあれば、複数の症状がみられる場合もあります。
症状の程度にも個人差があり、違和感だけでふだんどおり生活できる方もいれば、食事や会話に支障を感じる方もいます。また、顎の痛みだけではなく、口が開きにくい、顎が動かしづらいといった症状をきっかけに歯科医院を受診するケースも少なくありません。
顎に違和感や痛みが続く場合は、自己判断で様子を見るのではなく、早めに歯科医院で診察を受けることが大切です。原因を確認し、対応を行うことで、日常生活への影響を抑えられる可能性があります。
顎関節症の主な原因

顎関節症は、一つの原因だけで起こる病気ではありません。日頃の生活習慣や顎への負担など、さまざまな要因が関係すると考えられています。ここでは、顎関節症の主な原因について解説します。
噛み合わせの異常
噛み合わせにずれがあると、顎関節や顎を動かす筋肉に負担がかかることがあります。例えば、詰め物や被せ物の高さが合っていない場合や、歯を失ったままになっている場合には、噛み合わせのバランスが崩れることがあります。
顎へ負担がかかる状態が続くと、口を開け閉めしたときの痛みや関節の音、口の開けにくさなどの症状が現れることがあるのです。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは、顎関節に大きな負担をかける習慣の一つです。特に睡眠中の歯ぎしりは自分では気付きにくく、日中も仕事や家事に集中しているときに無意識に歯を強く噛み締めている場合があります。
歯ぎしりや食いしばりでは、顎関節や顎を動かす筋肉に強い力が繰り返しかかります。その状態が続くことで、顎の痛みや口の開けにくさ、関節の音などの症状につながることがあるのです。
また、歯がすり減っている、詰め物や被せ物が欠けやすい、頬の内側や舌に歯の跡が付いている場合は、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
ストレス
ストレスによる精神的な緊張は、顎関節症の要因の一つです。
強いストレスを感じると、無意識に歯を噛み締めたり、顎を動かす筋肉が緊張した状態が続いたりすることがあります。筋肉の緊張が続くと、顎関節や周囲の筋肉に負担がかかり、顎の痛みや動かしにくさにつながることがあるのです。
また、睡眠の質が低下することで歯ぎしりが増え、顎へかかる負担が大きくなる場合もあります。
外傷や強い衝撃
転倒やスポーツ中の接触、交通事故などで顎に強い衝撃を受けると、顎関節やその周囲の組織に負担がかかり、顎関節症のきっかけになることがあります。また、硬い食べ物を無理に噛んだり、大きく口を開けたりしたことをきっかけに、顎へ負担がかかる場合もあります。
外傷や強い力が加わったあとに顎の違和感や痛みが現れた場合は、顎関節に影響が及んでいる可能性があるため注意しなければなりません。
姿勢の乱れ
猫背や前かがみの姿勢が続くと、首から顎にかけての筋肉に負担がかかります。デスクワークやスマートフォンを長時間使用する方は、頭が前に出た姿勢になりやすく、顎を支える筋肉も緊張しやすくなります。
筋肉の緊張が続くと、顎関節にも負担がかかり、顎の痛みや動かしにくさにつながるケースがあるのです。また、頬杖をつく癖や片側だけで噛む癖も、顎に偏った力がかかる原因の一つです。
顎関節症を放置するリスク

顎関節症をそのままにしておくと、さまざまな悪影響が現れることがあります。
痛みが強くなる
顎関節症を放置すると、痛みが徐々に強くなることがあります。初めは食事のときだけ違和感がある程度でも、症状が進むと会話やあくびなど、顎を動かすたびに痛みを感じるようになるでしょう。
痛みが続くと、無意識に顎をかばい、片側だけで噛むことが増える場合があります。その状態が続けば顎への負担はさらに大きくなり、症状が長引く原因になります。早い段階で状態を確認し、適切に対応することが症状の悪化を防ぐポイントです。
口が開きにくくなる
顎関節症が進行すると、口が開きにくくなることがあります。初めは少し違和感がある程度でも、症状が進むと大きく口を開けることが難しくなる場合があるのです。口が十分に開かないと、大きな食べ物が食べにくくなるだけでなく、歯科治療にも影響が出るでしょう。
無理に口を開けようとすると顎関節や筋肉へさらに負担がかかり、痛みが強くなることもあります。
食事や会話に支障が出る
顎関節症が進むと、食事や会話に支障が出ることがあります。食べ物を噛むたびに顎に痛みが生じるため、食事を楽しめなくなるケースがあるのです。
また、長時間話していると顎が疲れやすくなり、会話そのものが負担に感じられる場合もあります。仕事や学校など、人と話す機会が多い方では、不便を感じる場面が増えるでしょう。
食事や会話は毎日の生活に欠かせません。そのため、顎関節症の症状が続くと、日常生活の質にも影響が及ぶ可能性があります。
慢性的な頭痛や肩こりにつながる場合がある
顎を動かす筋肉は、首や肩の筋肉と連動して働いています。そのため、顎関節や周囲の筋肉へ負担がかかり続けると、首や肩にも負荷がかかり、肩こりや首の張りを感じることがあるのです。また、筋肉の緊張が続くことで、頭痛につながる場合もあります。
顎関節症の治療法

顎関節症の治療法は、症状や原因によって異なります。ここでは、主な治療法について解説します。
生活習慣の改善
顎関節症では、日頃の生活習慣を見直すことも大切です。顎に負担をかける動作を減らすことで、関節や筋肉への負荷を軽減できる場合があります。
例えば、硬い食べ物ばかり食べることや、大きく口を開ける動作が続くと、顎へ負担がかかります。また、頬杖をつく、うつ伏せで寝る、片側だけで噛むといった癖も、顎へ偏った力が加わる原因になります。
日常生活のなかに顎へ負担をかける習慣がないか見直し、できる範囲で改善していくことが症状の軽減につながるでしょう。
スプリント療法
スプリント療法は、マウスピース型の装置を使った治療法です。睡眠中は無意識に歯ぎしりや食いしばりをしている場合があり、顎へ強い力がかかることがあります。スプリントを装着すると、その力が分散され、顎関節や筋肉への負担を和らげることにつながります。
理学療法
理学療法は、顎関節や筋肉の動きを改善するための治療法です。顎を無理なく動かす運動や、筋肉の緊張を和らげる方法を取り入れながら、症状の改善を図ります。
口が開きにくい場合には、顎関節の可動域を広げるための運動を行うことがあります。また、顎を動かす筋肉の緊張を和らげるための処置や運動を取り入れることもあります。
自己流で顎を動かすと、かえって顎へ負担がかかることもあります。歯科医師や理学療法士の指導に従って行うことが大切です。
薬物療法
顎関節症による痛みが強い場合には、薬物療法を行うことがあります。主に、痛みや炎症を抑えるために消炎鎮痛薬などが処方されます。筋肉の緊張が強い場合には、症状に応じて筋弛緩薬が処方されることもあります。
ただし、薬物療法は痛みや炎症を和らげる対症療法であり、原因そのものを改善する治療ではありません。症状に応じて、生活習慣の改善やスプリント療法、理学療法などを組み合わせながら治療を進めます。処方された薬は、指示された用法・用量を守って服用しましょう。
まとめ

顎関節症は、口を開けたときの痛みや関節の音、口の開けにくさなど、日常生活に影響を及ぼすことがある病気です。
原因は一つではなく、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばり、ストレス、姿勢の乱れなど、さまざまな要因が関係しています。症状を放置すると、食事や会話が負担になったり、日常生活に支障が出たりすることもあるため、違和感が続く場合は早めに歯科医院で相談することが大切です。
治療では、生活習慣の改善やスプリント療法、理学療法、薬物療法などを症状に合わせて組み合わせながら改善を目指します。顎の痛みや違和感を我慢せず、適切な治療とセルフケアを続けることが、症状の改善や再発予防につながるでしょう。
顎関節症の症状にお悩みの方は、福岡市中央区天神、西鉄「福岡天神駅」より徒歩6分、福岡市営地下鉄「天神駅」1番出口より徒歩4分にある歯医者「山道歯科 国際矯正・インプラントクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「お口本来の機能を回復させ、より美しくより長持ちさせる」ことをコンセプトに診療にあたっています。一般歯科だけでなく、インプラント治療や矯正治療、歯周組織再生療法などにも力を入れております。
当院のホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者
山道 研介
経歴
- 2012年 松本歯科大学 卒業
- 2017年 九州大学大学院 歯学研究院 口腔機能修復学講座 歯周病学分野 卒業
- 2017年〜現在 山道歯科 国際矯正・インプラントクリニック勤務
所属学会・資格
- 歯学博士
- 日本歯周病学会 専門医
- デジタル矯正学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 日本歯科保存学会 会員
- AO(Academy of Osseointegration)会員
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