2026.08.31
天神でインビザライン矯正|開咬を非抜歯で改善した症例
今回は、地域別の矯正事情を解説します。さらに、天神でインビザライン矯正|開咬を非抜歯で改善した症例を題材にします。
さらに、前歯で物が噛めない患者様の実例をもとにお話しします。
非抜歯での矯正を選ぶ理由を実例から紹介します。
矯正相談では多くの方が、できれば歯を抜かずに済ませたいと訴えます。
【症例】インビザライン矯正+非抜歯で開咬を改善した一症例
患者様のお悩みと相談内容
40代女性
・上の奥歯の根の状態が悪いと言われている
・前歯で物が噛めない
・昔から歯並びが気になっていた
歯の痛み、違和感が最初の主訴でしたが、診断していくと、その症状の原因は他にありました。


歯並びだけを見ると、前後のガタつきもなく一見問題なく見えるかもしれません。
ただ、重要なの噛み合わせです。
・前歯から小臼歯部にかけての開咬(オープンバイト)
開咬(オープンバイト)では前歯で食べ物を噛み切りづらくなります。同時に本来前歯が担うべき咬合の役割が、奥歯に偏ることがあります。
天神でインビザライン矯正|開咬を非抜歯で改善した症例は、この問題を整える一例です。
奥歯の咬合負担が大きくなるため、80歳で20本以上の歯を残している「8020達成者」を調査した研究では、開咬(オープンバイト)の方は認められなかったと報告されています。宮﨑晴代ほか.「8020達成者の口腔内模型および頭部X線規格写真分析結果について」日本矯正歯科学雑誌(Orthodontic Waves).2001;60(2):118–125.
そのため、単に虫歯や根の治療等だけするのではなく、奥歯が悪くなってしまった根本の原因を改善することが重要になります。
治療方針:非抜歯で開咬を改善
今回の症例では、矯正のために抜歯を行わず、インビザラインによる非抜歯矯正を選択しました。
開咬の治療では、単純に前歯を動かして上下の隙間を閉じれば良いというわけではありません。
術前シュミレーション
・前歯と奥歯の高さ
・上下の歯列のバランス
・咬合接触の位置
などを考慮しながら、歯列全体を三次元的にコントロールしていく必要があります。
■インビザライン矯正を選択した理由
今回の治療ではマウスピース型矯正装置「インビザライン」を使用しました。
インビザラインでは、治療前に歯の移動をシミュレーションし、治療のゴールを決めた上で段階的に歯を動かして行きます。開咬の治療では、前歯だけを単純に動かすだけではなく、奥歯を含めた歯列全体のコントロールが重要です。
そのため、順次的に歯を移動させながら、全体の咬合を作っていきました。
インビザライン矯正は、
・歯の移動を細かくコントロールしやすい
・奥歯の圧下(歯を歯ぐき側に押す力)が得意という特徴があり、この症例との相性が良いと判断しました。
■治療経過


・歯列の形態を整える
・上下の歯の位置関係を調整する
・前歯部の咬合を作る
・奥歯を含めた全体の噛み合わせを調整する
という流れで治療を進めました。
開咬治療では、「前歯上下の隙間が閉じた」という見た目だけでなく、実際に上下の歯が適切に接触し、機能的に安定した咬合を獲得できているかが重要です。
■術後結果
治療後は
・前歯から小臼歯にかけての開咬状態の改善
・咬合の安定
見た目の変化も大きいですが、それ以上に重要なのは、Angle Class 1 の咬合で機能的に安定した位置に歯が並んでいることです。
■術後結果


治療結果と治療後の変化
治療期間は約1年半で、その後は咬合調整で噛み合わせの安定を図っています。
■この症例で一番伝えたいこと
矯正治療というと、「歯並びをきれいにする治療」というイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし、今回のような開咬の症例では、見た目だけではなく「きちんと噛めること」が非常に重要です。
開咬の状態が続いてしまうと、前歯で物が噛み切りにくいだけではなく、奥歯に負担が集中します。
そのため重要なのは
・上下の歯をどのように接触させるのか
・その位置が長期的に安定するのか
・歯周組織と咬合に無理のない矯正装置選択なのか
この3点です。
同じように悩んでいる方へ
前歯で物を噛み切れません。奥歯だけで噛んでいる気がします。しかし、治るか知りたい天神でインビザライン矯正|開咬を非抜歯で改善した症例を参考にします。
そのように感じている方は少なくありません。もちろん、すべての症例でマウスピース矯正や非抜歯矯正が適応とは限りません。しかし、診断の視点が変われば、治療の選択肢が変わることはあります。 特に成人矯正では、二次元ではなく三次元的に骨と歯の関係を捉えることで、新たな可能性が見えてくることがあります。
大切なのは、「抜歯をするかしないか」「マウスピース矯正かリンガル矯正か」を先に決めることではなく、まずご自身の状態を正確に診断し、そのうえでどの方法が最も合理的で、長期的に納得できる治療なのかを考えることです。
当院の精密検査について
当院では、精密検査(55,000円)にて、見た目だけではなく、骨・歯・咬合の関係を総合的に評価します。抜歯が本当に必要なのか、どの程度まで抜歯で機能性と審美生を保てるのかを、一人ひとりの状態に応じて丁寧にご説明しています。
まずは、今の診断に本当に納得できているかを知るため、セカンドオピニオンとしてご相談ください。
なお、天神でインビザライン矯正|開咬を非抜歯で改善した症例に関する情報もご案内します。
ご予約・ご相談はURL先のピンクのボタン、次へを押して問診票へご記入をお願いします。
デジタル矯正学会認定医/日本歯周病学会認定 歯周病専門医
PRD日本版、国際誌等に論文掲載多数
- 歯周再生・矯正・インプラント・審美補綴の統合治療に精通
- 『THE NEXT LEVEL 骨造成の完成形(Istvan. Urban著)』日本語版 翻訳統括を担当
- 成人矯正を安全に導くための矯正治療症例が世界最新テクニックとしてPRD日本版に掲載
- GBR後20年の長期インプラント成功症例が世界最新テクニックとしてPRD日本版で掲載
- クインテッセンス出版主催 World Young Dental Innovators Meeting にて日本を代表する若手臨床家として2期連続選出
- 非抜歯矯正の適応症を拡大させるためのSIED Techniqueの開発者
- 患者様
- 40代 女性
- 主訴・患者様のお悩み
- ・上の奥歯の根の状態が悪いと言われている ・前歯で物が噛めない ・昔から歯並びが気になっていた
- 診査診断の結果
- 開咬、Angle Class1
- 治療内容
- 歯列矯正治療、マウスピース矯正治療、非矯正治療
- 治療完了日と治療期間
- 2024年6月(1年半程度)
- 総治療費
- 約110万円(税込)〜
- 治療後のメンテナンス
- 3ヶ月に1回の通院によるかみ合わせや歯周病の進行状態のチェック
歯科矯正治療は矯正装置装着後、個人差がありますがある一定の期間痛みを伴いますので、食事がとりにくかったり、物が噛みづらい、発音しづらい、口内炎ができるなどの不快感を伴う場合があります。口の中が狭い人、広い人で痛みの度合いが変わります。また、矯正治療は定期的な通院などの患者様のご協力が必要です。矯正装置の種類によりメリットデメリットがありますので、詳しくは治療計画説明の時にお伝えいたします。
上記説明は例を挙げての治療の説明であり、個々の患者様の状態や難易度により治療の費用、方法や結果が異なります。治療の方針や治療費、治療等の主なリスクや副作用等に関しては治療開始前にご説明致しますので、まずは当院まで治療の相談を予約されて下さい。

■この記事の監修者
山道 研介
経歴
- 2012年 松本歯科大学 卒業
- 2017年 九州大学大学院 歯学研究院 口腔機能修復学講座 歯周病学分野 卒業
- 2017年〜現在 山道歯科 国際矯正・インプラントクリニック勤務
所属学会・資格
- 歯学博士
- 日本歯周病学会 専門医
- デジタル矯正学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 日本歯科保存学会 会員
- AO(Academy of Osseointegration)会員
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