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お子様の「呼吸・咀嚼・嚥下・発音」を育てる


大切なお子様の寝顔を見ているとき、口がぽかんと開いてはいませんか。食事のときに、クチャクチャと音を立てて食べてはいませんか。あるいは、姿勢が悪かったり、いびきをかいたりしていないでしょうか。
これらは単なる「癖」として見過ごされがちですが、実は将来の歯並びや顔貌、さらには全身の健康に深く関わる重要なサインです。
山道歯科 国際矯正・インプラントクリニックが提供する小児矯正は、単にガタガタの歯を真っ直ぐにするだけの治療ではありません。
「生体主導型歯科臨床」の考えに基づき、成長期にあるお子様の身体が本来持っている「正しく成長する力」を引き出す治療です。
歯並びが悪くなるには必ず原因があります。その原因である「舌の位置」「呼吸の仕方」「飲み込み方」などの機能的な問題を解決し、顎の骨と顔面の筋肉を正しく育成する。
それが、私たちが目指す「原因療法」としての小児矯正です。
小児矯正治療の必要性


かつて日本では「虫歯の洪水」と呼ばれる時代がありましたが、予防意識の向上により、虫歯で悩むお子様は激減しました。
しかし、その一方で、食文化の変化による咀嚼回数の減少などが影響し、顎が十分に育たず、歯並びが悪くなってしまうお子様が急増しています。
現在では、お子様の約65%、つまり半数以上に何らかの不正咬合(歯並びの乱れ)があると言われています。歯並びが悪いということは、見た目の問題だけではありません。
「呼吸・咀嚼・嚥下(飲み込み)・発音」という、生きていく上で不可欠な口腔機能が不完全であることを意味します。
これらを放置したまま大人になると、抜歯を伴う大掛かりな矯正治療が必要になるだけでなく、顎関節症や睡眠時無呼吸症候群などのリスクを高めることになります。
成長期という、一生に一度しかない貴重な時期に適切な介入を行うことで、これらのリスクを未然に防ぎ、お子様の輝かしい未来の土台を築くことができます。
チェックリスト
このような様子は要注意です
お子様の日常生活の中で、以下のような様子が見られる場合は、歯並びや顎の成長に問題が起きているサインです。
早めに当院までご相談ください。

- 姿勢が悪い(猫背など)
- 寝ている時にいびきをかく
- テレビを見ている時などに、いつもお口がぽかんと開いている
- 食事に時間がかかりすぎる、または極端に早い
- 食事のときにクチャクチャと音がする
- 指しゃぶりや爪を噛む癖がある
- 発音が不明瞭(サ行やタ行が言いにくいなど)
これらの特徴は、口周りの筋肉(口輪筋)や舌の筋力が弱かったり、鼻呼吸ではなく口呼吸になっていたりすることを示唆しています。
これらはすべて、将来の歯並びの乱れに直結するリスク因子です。
治療開始のベストタイミング

小児矯正の最大の利点は、お子様の「成長する力(成長スパート)」を利用できることです。大人の矯正治療は、すでに固まってしまった骨格の中で歯を動かすため限界があります。
しかし、子どもの矯正治療は、顎の骨の成長をコントロールし、正しい大きさや形へと誘導することができます。治療を開始するのに最適な時期は、一般的に5歳から6歳頃です。
ちょうど小学校に入学する前後のタイミングは、乳歯から永久歯への生え変わりが始まり、生活習慣も大きく変わる時期です。この時期に治療を開始することで、ワイヤーなどの痛みを伴う装置を使わずに、マウスピース型の装置とトレーニングだけで治療が完了する可能性が高くなります。
もちろん、この時期を過ぎてしまっても治療は可能です。しかし、成長のピークを過ぎれば過ぎるほど、骨格的なアプローチは難しくなります。「様子を見ましょう」と言われている間に、貴重な成長のチャンスを逃してしまうことのないよう、気になった時点で一度検査を受けていただくことを強くお勧めいたします。
山道歯科の小児矯正におけるメリット
顔貌のバランスを整え、美しさを育む
当院の小児矯正では、歯並びだけでなく「顔立ち(顔貌)」の育成も重視しています。出っ歯や受け口、顎の左右のズレなどは、成長期に適切なトレーニングと誘導を行うことで、メスを入れることなく改善できる場合があります。
お口周りの筋肉を正しく機能させることで、引き締まった口元や、バランスの取れた横顔(Eライン)を獲得し、将来的な美容的アドバンテージを得ることができます。
将来的な抜歯リスクを回避する
顎の骨を本来の大きさにまで広げて育てることで、永久歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保します。
これにより、将来大人になってから矯正治療をする際に、健康な歯を抜いてスペースを作る「抜歯矯正」を回避できる可能性が格段に高まります。
全身の健康と集中力の向上
口呼吸から鼻呼吸へと改善することで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。
また、深い呼吸ができるようになることで、脳への酸素供給量が安定し、集中力や学習能力の向上にも良い影響を与えると言われています。
正しい姿勢と呼吸は、お子様の健やかな発育を支える基盤となります。
対症療法ではなく「原因療法」へのこだわり
一般的な矯正治療の中には、装置をつけるだけで終わり、というものも少なくありません。しかし、歯並びを悪くした「原因(口呼吸や舌の癖)」が残ったままだと、装置を外した途端に後戻りをしてしまいます。当院では、ただ歯を動かすだけの「対症療法」は行いません。
なぜ歯並びが悪くなったのか、その根本的な原因を突き止め、アプローチする「原因療法」を徹底しています。具体的原因療法のには一つとして、お口周りの筋肉を鍛えるトレーニング(MFT)を重視しています。
舌を正しい位置(上顎のスポット)に置く、正しく飲み込む、唇をしっかり閉じる。
これらを無意識レベルでできるようになるまでトレーニングを行い、きれいな歯並びが一生続く環境を整えます。
お子様に合わせた使用装置
当院では、装置が必要である場合は、主に取り外し可能なマウスピース型の装置を使用します。
お子様の年齢やお口の状態、性格、ライフスタイルに合わせて最適な装置を選択します。
お口のトレーニングができる
「プレオルソ」


5歳頃から使用可能な、柔らかいシリコンやポリウレタン素材のマウスピースです。既製品を使用しますが、熱で調整できるためお子様のお口に合わせることが可能です。
この装置の主な目的は、歯を動かすことよりも、舌の正しい位置や正しい飲み込み方を覚えるための「機能的なトレーニング」にあります。日中の1時間〜2時間と、夜寝ている間に装着します。
学校にしていく必要はありません。家に帰ってきてから、テレビを見ている時間や宿題をしている時間に使用できるため、日常生活への負担が少なく、継続しやすいのが特徴です。
歯を動かし顎を広げる
「インビザラインファースト」

6歳から10歳頃の、乳歯と永久歯が混ざっている時期(混合歯列期)に使用するマウスピース矯正です。透明で薄いプラスチック素材でできており、オーダーメイドで作製されます。
プレオルソよりも歯を動かす力が強く、顎の幅を広げて永久歯のスペースを確保するのに適しています。食事と歯磨きの時間以外は、基本的に1日20時間以上の装着が必要です。
装着時間が治療結果に直結するため、ご本人のやる気と保護者様のサポートが重要になりますが、目立たず、痛みも少ないため、多くのお子様が問題なく使用できています。
オーダーメイドの口腔筋機能療法
(MFT)

装置の使用と並行して、当院ではMFT(Myofunctional Therapy)と呼ばれるお口のトレーニングを行います。これは、矯正治療の成功の鍵を握る非常に重要なプログラムです。
「ポッピング」という舌を上顎に吸い上げて音を鳴らす練習や、唇を閉じる力を鍛えるボタン引きなど、ゲーム感覚で取り組めるトレーニングが多数あります。
当院のスタッフがお子様一人ひとりの筋力や癖に合わせて、専用のトレーニングメニューを作成します。ゴールは、装置を使わなくても、無意識に正しい呼吸や飲み込みができるようになることです。
通常、1年から1年半ほどかけて、段階的にステップアップしていきます。
スタッフがお子様を励ましながら楽しく進めていきますので、安心してお任せください。
高度な診断力:先天性欠損・埋伏歯への対応
お子様の中には、生まれつき歯の数が足りない「先天性欠損」や、歯があるのに骨の中に埋まって出てこない「埋伏歯(まいふくし)」といった問題を抱えているケースがあります。
これらは見た目では分からず、レントゲンを撮って初めて発覚することが多いトラブルです。
歯が足りない「先天性欠損」


乳歯の下に永久歯がない場合、その乳歯をできるだけ長く使い続けるためのケアが必要です。
また、将来的にインプラントやブリッジが必要になる可能性を見据え、顎の骨を温存するための長期的な計画を立案します。
歯が埋まっている場合(埋伏歯)


永久歯が骨の中で迷子になり、出てこれなくなっている状態です。当院ではCT撮影を行い、歯の位置を3次元的に正確に把握します。
自然に萌出(ほうしゅつ)するのが難しいと診断した場合は、歯茎に小さな窓を開けて(開窓)、装置をつけて引っ張り出す(牽引)処置を行います。
一般的には大学病院を紹介されるような難症例ですが、当院ではレーザー機器(Er:YAGレーザー)を用いることで、出血や痛みを最小限に抑えた処置が可能です。
メスを使わないため、お子様の恐怖心も少なく、また保護者様の目の届く院内で処置を完結できるため、安心して治療を受けていただけます。
保護者様からよくいただくご質問(FAQ)

- Q通院頻度はどのくらいですか?
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装置の種類や治療の段階によって異なりますが、基本的には1ヶ月から2ヶ月に1回のペースでご来院いただきます。
来院時には、装置の調整や適合チェック、MFT(お口のトレーニング)の指導、虫歯のチェックとクリーニングを行います。
定期的に通院していただくことで、モチベーションを維持し、虫歯などのトラブルも早期に発見することができます。 - Q治療の期間はどれくらいですか?
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小児矯正(一期治療)の期間は、概ね1年から3年程度です。永久歯が生え揃う中学生頃まで経過観察を行う場合もあります。治療開始時期やお口の状態によって個人差がありますので、初診相談に際に見通しをお伝えいたします。
- Q風邪をひいて鼻がつまったときや熱が出ているときはどうしたらいいですか?
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鼻がつまっている時は鼻呼吸ができないため、無理に装置を使用する必要はありません。
体調が悪い時も、無理せずお休みしてください。体調が回復したら、また使用を再開しましょう。
長期間使用できない期間が続いた場合は、装置が合わなくなることがありますので、当院までご連絡ください。 - Q兄弟や姉妹で一緒に治療を受けることはできますか?
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はい、可能です。
ご兄弟で一緒に通院されることで、お互いに励まし合いながらトレーニングに取り組めるというメリットもあります。
ご予約の際に、ご兄弟同時の受診希望とお伝えください。
お子様の未来を育む
保護者様へ

植物を育てるとき、曲がって育ってしまった太い幹を真っ直ぐに戻そうとすると、折れてしまうリスクがあります。
しかし、若く柔らかい若木のうちは、添え木をしてあげるだけで、太陽に向かって真っ直ぐに伸びていきます。
小児矯正は、まさにこの「若木の添え木」のような役割を果たします。これから成長しようとするお子様の力を正しい方向へ導いてあげるだけで、一生涯の財産となる「健康な歯並び」と「美しい顔立ち」を手に入れることができるのです。
当院では、お子様の成長に合わせた最適なタイミングを見極め、無理のない治療計画をご提案します。お子様のお口のことで少しでも気になることがあれば、成長の機会を逃す前に、ぜひ一度ご相談ください。
私たちと一緒に、お子様の輝く未来をサポートしていきましょう。




























