「いびき」は身体からの危険信号です

「いびきがうるさいと家族に言われる」
「しっかり寝たはずなのに、昼間に強烈な眠気が襲ってくる」
「朝起きた時に、頭痛やだるさを感じる」
もし、このような症状に心当たりがあるなら、それは単なる「いびき」ではなく睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、浅くなったり(低呼吸)することで身体に様々な悪影響を及ぼす病気です。
山道歯科 国際矯正・インプラントクリニックでは「生体主導型歯科臨床」という理念のもと、お口の中だけでなく気道や呼吸機能を含めた全身の健康を考慮した治療を行っています。
いびきや無呼吸は放置すれば命に関わる合併症を引き起こすリスクがあります。
たかがいびきと軽視せず、早めに専門家の診断を受けることがご自身の健康と、共に暮らす大切なご家族の安眠を守ることに繋がります。
睡眠時無呼吸症候群が引き起こすリスク
睡眠中に呼吸が止まるということは、身体が慢性的な酸素不足(低酸素状態)に陥ることを意味します。
これにより心臓や脳に過度な負担がかかり、以下のような重篤な合併症を引き起こすことが医学的に証明されています。

狭心症・心筋梗塞のリスク増大
酸素不足を補うために心臓が必死に働こうとし、血圧や心拍数が上昇します。
これにより心臓に負担がかかり、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症リスクが健常者に比べて最大で約7倍にも跳ね上がると報告されています。
脳梗塞・脳出血の危険性
低酸素状態は血管にダメージを与え、動脈硬化を進行させます。
特に睡眠時無呼吸症候群の方は脳血管障害(脳梗塞や脳出血)を発症するリスクや死亡率が優位に高いことが分かっています。
脳梗塞の前兆である一過性脳虚血発作で入院した患者様の約6割に、睡眠時無呼吸が見られたというデータもあります。
突然死との関連
夜間、特に深夜から早朝にかけての突然死(心臓突然死)のリスクが高まります。
睡眠時無呼吸症候群の方はそうでない方に比べて、睡眠中の突然死に至る割合が2倍以上高いという研究結果も出ています。
糖尿病の悪化
睡眠の質が低下すると血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなったり、ストレスホルモンの分泌が増えたりすることで糖尿病を発症・悪化させやすくなります。
2型糖尿病患者様の約65%に睡眠時無呼吸症候群が合併しているとも言われています。
日中のパフォーマンス低下と事故
睡眠不足による日中の強い眠気や集中力の低下は仕事の生産性を下げるだけでなく、交通事故や労働災害を引き起こす原因となります。
睡眠時無呼吸症候群の方の交通事故率は健常者の約7倍という衝撃的なデータもあり、社会的な損失も甚大です。
歯科と医科の連携による診断・治療体制

睡眠時無呼吸症候群の治療には、正確な診断が不可欠です。
当院では睡眠医療の専門機関である「福岡睡眠クリニック」の村島医師と密接に連携し、医科歯科連携による高度な診断・治療体制を整えています。
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)
治療を開始する前に、福岡睡眠クリニックにて専門的な検査を受けていただきます。
睡眠中の脳波、呼吸状態、酸素飽和度などを一晩かけて測定し無呼吸の重症度(AHI:無呼吸低呼吸指数)を正確に診断します。
この結果に基づき患者様に適切な治療法(マウスピース、CPAP、外科手術など)を選択します。
山道歯科の治療オプション
スリープスプリント治療(マウスピース療法)
軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群の方に有効な治療法です。
専用のマウスピース(スリープスプリント)を装着し下顎を少し前方に突き出した状態で固定することで、舌が喉の奥に落ち込むのを防ぎ気道を広げます。
メリット
小型で持ち運びが容易なため、旅行や出張にも便利です。
電源が不要で、装着時の違和感も比較的少ないです。
保険適用で作製できる場合があります(※)。
当院のこだわり
マウスピースはただ作れば良いというものではありません。
噛み合わせや顎関節の状態を考慮せずに装着すると顎が痛くなったり、歯並びが変わってしまったりするリスクがあります。
当院では補綴(被せ物)や噛み合わせ治療の専門知識を持つ歯科医師が、顎関節への負担を考慮した精密なマウスピースを作製します。
また、作製前に虫歯や歯周病の治療が必要な場合は院内で速やかに対応し、口腔環境を整えてから治療を開始します。
※保険適用には提携医療機関でのPSG検査による確定診断が必要です。
CPAP(シーパップ)治療
中等症から重症の方に適応される、現在の標準的な治療法です。 鼻にマスクを装着し機械から送り込まれる空気の圧力で気道を押し広げ、無呼吸を防ぎます。 治療効果は非常に高いですが、マスク装着の違和感や鼻呼吸ができないことによる不快感から治療を継続できない(脱落する)患者様も少なくありません。
歯科からのサポート
CPAP治療を成功させるためには、鼻呼吸ができる環境を整えることが重要です。
当院ではお口周りの筋肉トレーニング(MFT)などを通じて、口呼吸から鼻呼吸への改善をサポートします。
また、CPAPがどうしても合わない方への代替療法としてスリープスプリントをご提案することも可能です。
上下顎骨前方移動術
骨格的に顎が小さく気道が狭い場合には、顎の骨を前方に移動させて気道を広げる手術(外科矯正)が適応となることがあります。
当院は形成外科専門医との連携体制があるため、このような高度な外科治療の相談も可能です。
矯正治療による気道拡大
歯列矯正によって歯並びを整え顎の位置を適正化することで、舌のスペースを確保し気道を広げることができる場合があります。
特に小児期においては顎の成長をコントロールすることで、将来の無呼吸症候群を予防することが可能です。
よくあるご質問(FAQ)
- Qどのような人がなりやすいですか?
-
肥満の方は首回りの脂肪が気道を圧迫するためリスクが高いですが、痩せている方でも要注意です。
特に日本人は欧米人に比べて顎が小さい骨格をしているため、肥満でなくても舌が気道を塞ぎやすく無呼吸になりやすい傾向があります。
「太っていないから大丈夫」とは言い切れません。 - Q歯医者で治療するメリットは何ですか?
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マウスピース(スリープスプリント)の作製は、歯科医師にしかできません。
また、マウスピースは毎日長時間装着するものなので歯や顎関節に負担をかけない精密な設計が必要です。
当院では噛み合わせの専門家として、顎の健康を守りながらいびきを改善するマウスピースを提供します。
さらに虫歯や歯周病のチェックも同時に行えるため、お口全体の健康管理が可能です。 - Qマウスピースは保険で作れますか?
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はい、医科の医療機関で「睡眠時無呼吸症候群」と診断され紹介状をお持ちいただいた場合は、健康保険が適用されます。
いびきのみ(単純いびき症)で無呼吸の診断がない場合は、自由診療(自費)となります。
まずは提携クリニックでの検査をご案内いたしますので、ご相談ください。 - Q子供のいびきも診てもらえますか?
-
はい、もちろんです。
お子様のいびきはアデノイドや扁桃腺の肥大、あるいは顎の成長不足が原因であることが多いです。
放置すると睡眠の質が低下し、成長ホルモンの分泌不足や学習障害、集中力の低下などに繋がる恐れがあります。
当院では小児矯正(顎顔面矯正)によって顎の成長を促し、気道を広げるアプローチも行っています。 - Q治療期間はどれくらいですか?
-
睡眠時無呼吸症候群は視力矯正(眼鏡)と同じように、治療を継続することで症状をコントロールする対症療法が基本となります。
マウスピースやCPAPを使用している間は無呼吸が改善されますが、使用を止めれば症状が戻ってしまうことが多いです。
ただし、減量や生活習慣の改善、あるいは外科矯正などによって根本原因が解消された場合は治療を終了できることもあります。
長いお付き合いになりますので、定期的なメンテナンスでサポートさせていただきます。
料金について(税込)
当院での治療は症状や治療内容によって保険診療と自由診療に分かれます。
スリープスプリント(保険診療)
医科での診断書がある場合、3割負担の方で15,000円〜20,000円程度(検査料・装置料含む)が目安です。
スリープスプリント(自由診療)
いびき治療のみを目的とする場合や、より高性能な素材・タイプをご希望の場合は自由診療となります。
- 上下一体型タイプ
- 55,000円〜
- 上下分離型タイプ
- 165,000円〜
※初診料、再診料、レントゲン費用などが別途かかります。
※詳細はカウンセリング時にご説明いたします。
良質な睡眠は、健康への投資

人生の3分の1は睡眠時間です。
その睡眠の質を高めることは残りの3分の2である活動時間を充実させ、健康寿命を延ばすための大きな投資です。
「たかがいびき」と放置せず、一度ご自身の睡眠と向き合ってみませんか。
山道歯科 国際矯正・インプラントクリニックは歯科医療の枠を超えて、皆様の全身の健康と命を守るためのサポートを全力で行います。
ご家族からいびきを指摘された方、日中の眠気にお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。




























